母が教えてくれた私のオシャレの原点

母を見送って初めての母の日に思うこと

母が生きているのは当たり前過ぎて、母がいない世界は想像できなかった。と言っても母は60代から認知症を患いもう何年も会話すらできなかった。

 

自分の事すらわからなくなってしまった母だったが、どんな状態でも母がこの世に存在しているのと亡くなってしまったのでは全く違う。

 

今日は母の日。去年母を見送ってから初めて迎える母の日である。街のあちらこちらで見かけるカーネーションや『母の日のプレゼント』と書かれた文字たちを横目に母の事を思い出していた。

 

思えば母の日のプレゼントを選ぶ時、どんな色が似合うかな?喜んでくれるかな?笑顔を想像するのが楽しくてワクワクしながら選ぶ時間は、かけがえのないひと時だった。

 

それが今年はもう、、、渡す相手がいないと言う現実に改めて寂しさが込み上げ胸が締め付けられる。

 

当たり前の事が当たり前でなくなった時、人は改めて『当たり前』の事はないのだと気づかされる、、、

 

しかし、母の存在はより深く私の中に確かな存在として残っている。

 

私のファッションの原点

物心ついたころからオシャレが大好きな女の子だった。可愛い洋服が大好きで、お気に入りの洋服を着るとワクワクして一日が楽しかったことを今でも覚えている。

 

母は、手先がとても器用な人で幼いころから母のお手製の洋服を着ることが多かった。私のオシャレ好きは母のお手製の洋服を着ては、近所のおばちゃんに褒めてもらったことが原点になっている。

 

母のお手製のお気に入りの洋服と、『可愛いね~、良く似合っているね~』と言うおばちゃんの誉め言葉。心が満たされ子供心におしゃれが大好きになって洋服を纏う事への喜びを幼いながらも感じていた。

 

そして、私がオシャレが大好きになったもう一つの理由が、オシャレ好きな母からの影響だ。一緒に暮らしていたころは、母が特にオシャレだとかセンスが良いだとは感じていなかったが、母が亡くなった後、洋服の整理をしていて洋服の多さに驚いた。

 

特に高価なものではないが、母の目線で素敵だと感じるものを大切に着ていたのだと思う。オシャレだな~とかセンスが良いな~と感じのはある意味、個人の感覚的なものが大きく、似合う事も大切だけれど、着ている人が着ていて楽しい、ワクワクする気持ちになれる、その人らしさを感じられることが一番大切なのだと思う。

 

好きな物を大切に身に纏っていた母を見ていたからこそ、オシャレが好きで、ファッションに興味を持った私の原点が母であることは間違いない。

 

そして、母からは流行を追うのではなく、『自分らしさを大切にしなさい』と言う事をファッションを通じて教えてもらった。

 

私が選ぶ服の向こうに母の存在がある

母と私は、好きな服の系統や好みは全く違うが、ただ年齢を重ねて来た今、母が今の私と同じ年齢の頃どんな思いで服を選んでいたのかほんの少しだけれど想像できるようになった。

 

年齢と共に変化する体型や顔の変化。鏡に映る自分の姿に悩みながらも、どこかで『今の自分のままで楽しもう!』と思っていたに違いない。

 

そんなあの頃の母と、今の自分が重なる。体型の変化やシワやシミ、たるみによる顔の変化で鏡に映った自分の姿を見るのが嫌で、『オシャレなんてしてもこの容姿だし、何を着てもしっくり来ないし似合わないし。オシャレなんてもういいわ💦』なんて諦めかけていた時期もあった。

 

でも、お買い物に行ってもやっぱり服やアクセサリー、コスメに目が行く。あ~、やっぱり私はオシャレが大好きなんだ!あの洋服素敵だな~、あの洋服にはあのアクセサリーが似合うな~、新しいアイカラーを試してみたい、、そんな思いがヒシヒシと湧いてくる。

 

若い頃の自分と今の私は違う!容姿は若い頃のようには行かないが、年齢を重ねて来たからこその経験から来る深みは若い頃とは違う!人生経験を重ねて来た今の『自分らしさ』を大切にしたオシャレを楽しめばいいんだ。それが自分を大切にすることであり、オシャレの原点だと気づいた。これこそが母が教えてくれたことであり、母のおかげである。

 

容姿の変化を受け入れられず、こんな私がオシャレなんかしても似合うものなどないし、、と考えていたころは、大好きなオシャレが大嫌いにすらなりかけていた。

 

でも、女性はいくつになっても綺麗で素敵でいたいもの。その気持ちに素直になって、イマのワタシに似合うファッションこそが最高に似合うものなのだと気づいてからは、心にあった年齢を重ねたからこそのコンプレックスやオシャレに対する劣等感から解放されて着ていて楽しい、自分らしいと感じるオシャレを楽しめている。

 

 

自分ために大切な一着を選ぶ

プレゼントを贈る『母』はもういないけれど、その分、自分のための大切な一着を選ぼうと思う。この大切な一着を来た私を見た母は何と言ってくれるだろう?

 

きっと色もデザインもあなたらしいと言ってくれるだろう!

 

母から受け取った『自分らしさ』を大切にした一着ならきっと母は『あなたらしくて素敵』と言ってくれるだろう!

 

母の思いは、私の装いの中で、そっと息づいている、、、

 

 

大好きなファッションの仕事をすることの喜び

私は長年会社員としてお勤めして来た。定年が見えて来た頃、私の人生このままでよいのかな?と日々考えるようになった。

 

でも、何の資格も取柄もない私に何ができるのだろう?と考える中でやはりファッションに関する仕事がしたいと思った。自分の経験からオシャレを諦めかけている、主に同世代の女性をファッションで応援したい!との思いが強くなった。

 

そこから資格を取得し、イメージコンサルタントとして新たな出発をした。

 

過去の私と同じで、家事や介護で自分の事は後回しになっていたり、年齢からくる体型の変化やお顔の変化などでオシャレを諦めている女性が本当に多いと感じる。中には経済的な理由で自分の事にはお金をかけられない方もいる。

 

人生は一度きり、そして時間はアッと言う間に過ぎていく。だからこそ自分の事を大切してほしてほしいし、自分のための人生を生きてほしい。そして、同世代の女性を見ていてもいつまでも綺麗で素敵でいたいと思う人がほとんどだと感じる。

 

時間のための時間が割けない人は、ほんの少しで良いので自分のための時間を過ごしてほしい、、好みの洋服を買ってお出かけしたり、友達とお茶やランチの時間を過ごしたり、、それだけで心が満たされるし、また、家事や介護の原動力になるのではないでしょうか?

 

そして、過去の私のように今の自分の姿が嫌でオシャレを諦めている人には、イマの自分らしさを発揮できるオシャレを楽しんでほしい。自分が心地よいと感じるものを纏うだけでお出かけが楽しくなったり、人と会うのが楽しくなったり、もしかしたらやりたくても出来なかったことへチャレンジしたくなったり、オシャレが人生に彩りを与えてくれるかも。

 

経済的な理由などがある人も、何も高価なものだけが良いもの、似合うものとは限らないので靴を一足買う、ブラウスを一着買う、何か一つお化粧品を買うだけでも気持ちがワクワクするのではないでしょうか?

 

ここに書いた事以外にも様々な理由でオシャレを諦めている人もいるかも知れません。

 

私が母から学んだオシャレの原点から同世代の女性のオシャレを応援したい!似合うだけではないあなたらしさを最大限に発揮できるオシャレを楽しんでほしい!

 

ステキでキラキラ輝く女性が増えれば世の中は平和になるはず!そんな思いで日々活動している。そして母の影響で大好きになったファッションの仕事ができる事にとても喜びを感じる毎日である。

 

人生100年時代!自分の人生を彩りあるものにしましょう!

 

最後に、、、

room 4 fashionでは、オシャレに悩む女性を応援します!あなたらしさが発揮できるオシャレを一緒に探しましょう!

 

room 4 fashion 代表 イメージコンサルタント 大原悠貴子

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